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第242回企画展示
童謡・わらべ歌の世界
〜児童雑誌「赤い鳥」創刊100年によせて〜
期間:平成30年6月1日(金曜日)から7月30日(月曜日)
場所:閲覧室(3階)

 大正7(1918)年7月に鈴木三重吉の編集による児童雑誌「赤い鳥」が創刊されてから 今年でちょうど100年となります。「赤い鳥」は、西条八十や北原白秋らの童謡詩人を輩出し、今日に到るまでの日本の童謡の礎を築いたと言われています。それまでの唱歌が中心だった子どもの歌の現状に対する批判から出発し、「童謡」という言葉に、子どもに向けて創作された芸術的香気の高い歌謡という意味を与えました。
 また「赤い鳥」の創刊に刺激を受けて、大正時代には「金の船」「童話」「おとぎの世界」などの雑誌が次々と刊行され、それらの編集者・童謡詩人・作曲家・受け手である子どもたちなど多様な人々を巻き込んで、童謡はひとつの社会現象にまで発展しました。
 昭和時代に入り、大衆化されたレコードからヒット曲が生まれる中、分かりやすさや 歌いやすさを重視したレコード童謡が生まれました。戦後はラジオ・テレビなどのマス・メディアを使って、幼児向け歌番組などで新しい童謡が人々に届けられるようになります。

 今回の展示では、「赤い鳥」の原誌を始め、当時の児童雑誌や図書の復刻本などを紹介 します。また童謡のほかに、古くから親しまれてきたわらべ歌の本を展示します。
 小さな者への愛にあふれ、人々の心に懐かしさが甦る歌、心の故郷とも言える童謡・ わらべ歌の世界を、この機会にどうぞ味わってください。

展示資料:PDF版(705KB)