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第249回企画展示
豆本〜小さな本の大きな魅力
期間:令和元年6月29日(土曜日)から8月10日(土曜日)
場所:閲覧室(3階)

 豆本をご存知ですか? とても小さいサイズの本のことです。手のなかにすっぽりと おさまるくらいの大きさから、手のひらサイズの本まであります。日本では「美濃半紙を8つ切した大きさ(およそ14センチ×10センチ)」以下の本を指すようです(『日本古典籍書誌学辞典』による)。豆本は、形の愛らしさ、携帯の便利さなどの理由から、洋の東西を問わず作られてきました。
日本では江戸時代から豆本が作られました。今回手写本の豆本としてご紹介する『狐乃茶袋』には「丙子正月?幽?自叙」と記されており、干支「丙子」は文化13(1816)年に当たることから、江戸時代の豆本だとわかります。
戦後、昭和28(1953)年に札幌で発刊された「ゑぞまめほん」が火付け役となり、全国に豆本ブームが広がりました。
外国に目を向けると、西洋では早くも16世紀に聖書の豆本が作られていたようです。 イギリスでは17世紀から、ポケットサイズの庶民向けの廉価本が発行され、それらは19世紀に書物蒐集家によってチャップブックと名づけられました。
 今回の展示では、当館所蔵の図書の中から主に文庫版より小さいサイズの本を、外国、 聖典・聖書、郷土、子ども向けなどに分けて紹介します。また豆本の作り方や、本の装丁、製本に関わる本などを紹介します。
目で見て、手に取って、本という形に込められた「人」の思いを味わえる豆本の世界を、どうぞお楽しみください。

展示資料:PDF版(497KB)