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第243回企画展示
明治150年
〜 石川近代の夜明け 〜
期間:平成30年8月1日(水曜日)から9月2日(日曜日)
場所:閲覧室(3階)

 今年は、明治元年(1868)から起算して満150年の年に当たります。その節目として各地で明治をふりかえるイベントが行われています。
 明治2年(1869)、版籍奉還が行われ、「加賀藩」から「金沢藩」へ、明治4年(1871)の廃藩置県で「金沢県」となり、何度か県域が変更され明治16年(1883)現在の石川県となりました。
 明治2年(1869)には、藩の急激な制度改革への反発から金沢城で執政本多政均が暗殺され、明治11年(1878)には、新政府に対する不満から東京赤坂紀尾井町で旧加賀藩士らによる参議大久保利通の暗殺事件が起りました。
 また、制度改革により武士を中心とした経済が衰退し、慢性的に景気が停滞しました。このような時代を背景に工芸の振興と教育に力を入れ、士族や工芸職人の救済に結びついた殖産興業政策が行われました。加えて西洋の優れた知識や技術を取り入れ、優秀な人材を育てるために外国人教師が招聘されました。
 今回の展示は「明治150年〜石川近代の夜明け〜」と題して3つのテーマを中心に資料を紹介します。「加賀藩の幕末〜武士から士族へ・北海道開拓〜」では、武士(士族)を通して加賀藩の幕末から明治初期を辿る資料を、「殖産興業〜伝統工芸と近代工業へ〜」では近代化の象徴ともいえる製糸工場の錦絵と明治初期に伝統工芸の辿った歴史を知る資料を展示します。また「近代教育の夜明け〜お雇い外国人・宣教師・外国人が見た日本〜」では、石川の学問や産業に貢献したお雇い外国人や宣教師について、外国人から見た石川を紹介する資料を展示します。
 石川県の明治をふりかえり、現代石川県のルーツを感じ取っていただければ幸いです。

展示資料:PDF版(839KB)