ISHIKAWA PREFECTURAL LIBRARY
いし かわ −石川県立図書館報−











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情報発信−図書館から
本多町春秋
館長 香村幸作

 兼六園の桜が散り終わると、県立図書館(社会教育会館)前庭の欅が一斉に薄緑の若葉を芽吹き、日一日と葉は大きくなり、緑が色濃くなります。春から初夏へのいつもの風景です。
 30年余、この風景を何気なく見てきたような気がしますが、今年は1日1日の変化が妙に気になつています。
 昭和41年5月、兼六園の中にあった県立図書館が社会教育センターと併設で、石川県社会教育会館として現在地に開館しました。この年、県立図書館に勤めて以来の欅とのお付き合いです。
 この30年間は、公共図書館界が大きく変化した時代といえます。その変化の大きなきっかけの一つに、日野市立図書館の活動がありました。その図書館を訪れる機会にめぐまれたのは、採用の年に東京であった講習会の合間でした。
 有山市長にお目にかかり、BMで活躍中の前川館長にお会いし、農協の倉庫を改造したという図書館を見せていただきました。職員の方々の中にも新しい図書館活動の熱気があふれていました。その光景が今でも思い出され、私の図書館原風景ともなっています。
 大きな変化の一つは、全国市町村での図書館の設置率が高くなったことです。昭和41年に16.7%であったのが、平成9年には44.1%までに上がっています。しかし、町村の設置率は30.2%と低いままです。
 もう一つの大きな変化は、コンピュータ導入による、図書館業務の新展開です。当館でも、今年度はインターネット対応に取り組んでいます。
 私の現役中には、「コンピュータなど夢物語」の思いが、欅の変化に反応しているのかもしれません。

1998
No.263
平成10年7月
編集・発行

石川県立図書館
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