石 川 県 立 図 書 館 報
第263号(平成10年7月) (5)

ご存知ですか、こんな本 ―――調べる本―――
祭りに関するレファレンスブック
 石川県には、この6月に開催された第47回金沢百万石まつりをはじめいろいろな祭りがあります。全国各地でも、四季を通して伝統の祭りがおこなわれにぎわっています。
 今回は、こうした祭礼行事を調べるときに役立つ資料をご紹介します。

『日本の祭り事典』(田中義広編淡交社 1991年)
 祭りの日付順に、実施社寺名・現地への交通手段・問い合わせ先・祭りの解説が記されています。また、祭りの名称の五十音順索引や都道府県別総覧が付いています。
 同種のものに、『日本祭礼行事事典』(宮尾しげを編 修道社 1968年)、『日本まつりと年中行事事典』(桜楓社 1983年)があります。

『日本年中行事辞典』(鈴本棠三著 角川書店 1977年)
 祭りや年中行事の故事・由来・起源の解説に主眼をおいた辞典です。公家・武家の年中行事、庶民のあいだに定着している祭礼・民俗行事を日付順に解説し、巻末に見出し語の五十音順索引が付いています。

『祭り文献総目録』(石田武久編 名著出版 1978年−『日本祭祀研究集成』第1巻付録)
 明治年間から昭和52年3月の祭りに関する著者・論文・資料報告が一般文献、県別文献別に約180頁にわたり紹介されています。

『都道府県別祭礼行事 石川県』 (高橋秀雄・今村充夫共編 桜楓社 1992年)
 主な祭りのカラー写真による紹介、解説があり、市町村別日付順の祭り一覧と実施市町村の担当課が載っています。

『石川の観光イベントガイド』 (石川県観光連盟 年刊)
 県内で開催予定の祭りやイベントについて、期日・場所・内容を紹介しています。毎年刊行されますので、新しい情報を得るときに便利です。

 そのほか、長年の撮影の成果をまとめた『写真譜・加賀の祭り歳時記』、同『能登』(渋谷利雄編 桜楓社)があります。
 祭りを楽しまれるとともに、その由来などに興味をもたれたときに参考資料としてご利用ください。

子どもと読書 〜「おはなし会」によせて〜
 県立図書館では、毎週水曜日、午後4時から30分間、「おはなし会」を開いています。職員が交替で、絵本や物語の読み聞かせ、紙しばい、お話などを行います。
 ある水曜日、おはなしの時間がきても集まりがなく、今日はとりやめかなと思っていたところ、男の子がひとりやって来て「今日はおはなしないの」と。「おはなし聞きたい?」とたずねたら、「うん」とうなずいてくれました。その日は、お客さまひとりのおはなし会でした。おはなしの途中で楽しい笑い声があがったり、読んであげた本を借りていかれるのをみると、よかったなとほっとします。語り終わって、聞いて下さる方に楽しんでいただけただろうかと、冷や汗の時もありますが、いつも聞きに来て下さる方があり、私たちには大きな励みです。
 子どもたちにおなはしを語る時、このおはなしがどのような思い出として、子どもたちの心に刻まれるのだろうか、生きていくうえでの力になってもらえればと願いつつ、たくさんの楽しいおはなしに出会える場のひとつとして、これからも続けていきたいと思っています。水曜日は、ぜひ子どもの本のひろばへお越しください。
 次はどんな本を読もうか、季節や行事にちなんでなど、あれこれ書架のあいだをまわって本を探します。そういうときの手助けとして、「児童図書研究書コーナー」の図書が参考になります。数多くありますが、最近出版されたものをご紹介いたします。


お気軽にお問合せを 子どもの本についての相談は 076(223)9587