閲覧エリア・文化交流エリア紹介

館内は大きく「閲覧エリア」「こどもエリア」「文化交流エリア」の3つのエリアに分かれています。

館内マップ1階
館内マップ2階
館内マップ3階
館内マップ4階

館内マップ

閲覧エリア








閲覧エリア中央は、すり鉢状の円形劇場のような大閲覧空間が広がっています。天井高さ約15m の大きな吹き抜け空間であり、段状の通路とスロープに沿って書架が立ち並ぶダイナミックな空間です。床に目をやると、大きな羅針盤がありますが、建物の中心が広大な円形空間となっているため、自分が今どの方向にいるのかを知る目印となり、加賀友禅の五色「加賀五彩」を方角で分けて活用しています。

本棚から直接手に取って見られる本は、合計で約30万冊となっています(比較的古い本を保管する地下の書庫は約200万冊の収蔵能力があります)。閲覧エリアは1階から2階にかけてエスカレーターがあるほか、3基のエレベーターがあります。また、ウィンドウショッピングを楽しむかのようにゆっくり移動されたい方のために、1階から3階まで緩やかなスロープでつなげています。

約30万冊のうちの約7万冊は円形閲覧空間の本棚にあり、身近でなじみ深い、当館独自の「本と出会う12のテーマ」を設定し、まちの書店のように、関連する本をまとめて並べています。このテーマの書架では、視覚的に楽しみながら本を手に取ってもらえるよう、表紙が見えるように本を並べています。閲覧エリアの2階には、企画展示ができる大きな企画展示スペースがあり、様々な関係機関や団体と連携した楽しい企画展を開催します。

3Fの「調べものデスク」に行くと、司書に気軽に相談ができる、レファレンスサービスが受けられます。また、地下書庫にある貴重資料や、作成から30年以上が経過し、現在行政としては用いないものの歴史的に価値があるとされた「歴史公文書」の閲覧申請も可能です。

館内には100種類を超える様々な色合いの500席の閲覧席を用意しており、中には外国製の椅子やソファもあります。館内は東西南北のエリア毎に加賀五彩を用いた色分けがされていることから、家具も各エリアと同系色の色彩となるよう個々の張地が選定されており、エリアとの統一感が生まれています。天井から吊り下げられたハンモックのような椅子や、眺望が素晴らしく、陽だまりの中で特別な一時を過ごせる個室や半個室のような窓際席もあります。また、ところどころに置かれた書架と一体になったショーケースの中には、石川県の各産地で製作された日常使いの伝統的工芸品もさり気なく飾られています。

当館は、お一人ではもちろんの、ご家族やご友人とも楽しくお過ごしいただけるよう、おしゃべりをしてもよい図書館です。ふたの付いた飲み物であれば閲覧エリアに持ち込むこともできます。様々な本や知識との出会いを、語らいとともにお楽しみください。


文化交流エリア



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文化交流エリアでは様々な体験ができるスペースが集まっており、飲食が自由となっています。1階の「屋内広場」のすぐ右手には約140席を有する「だんだん広場」があり、プロジェクターやスクリーン、音響設備も備え、間仕切りをすれば、講演会やミニコンサート、映画の上映会も開催できます。イベントがない時は開放しており、読書や休憩場所としてもご利用いただけます。

「だんだん広場」の裏側の外に面した部分には、「食文化体験スペース」があり、キッチン、IH3口コンロ、卓上IH調理器や60インチのディスプレイも用意しており、石川の伝統食材を使った料理教室や、お菓子作り体験などができます。1階の西側入口を入って右手に、暗いミニ劇場のような空間「ブックリウム」があります。3台あるタブレットで操作を開始すると、前面のスクリーンに言葉や本の銀河のようなデジタル映像が現れ、お気に入りの言葉や本にタッチすると、本の解説が現れるという映像と戯れる空間です。

1階の南側の入口の横には、カフェ「ハムアンドゴー」が入っており、お食事や休憩時に多くの人でにぎわっています。2階の南側には140人を収容できる「研修室」があり、2分割、4分割して利用することもでき、講演会、研修会、学会などに利用できるほか、催し物がない時は、自習室として開放しています。

2階の南側から東側にかけて、「ラーニングスペース」があり、勉強、読書や、机の位置を自由に変えて打ち合わせもでき、また、全館でWi-Fiも利用可能であり、思い思いの席で動画などを見たり、リモートワークをすることもできます。

2階の東側には、「モノづくり体験スペース」があり、3Dプリンターが3台あるほか、レーザーカッター、UVプリンターなどの機器をそろえています。本やワークショップで得た知識やデザインをもとに、館内での企画展などとも連携しながら、気軽にモノづくり体験ができます。