


水母に乗って 出島二郎 プロデューサー 7 駅長室だいじにされて仙人掌の花 バラと書きばらとも書きて薔薇と書く MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 29 秋冷や下駄と賽銭の軽き音 鮎落ちて橋の真中に鳳凰が MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 30 大河あり友と二人の温め酒 蓑虫の身上話を鼻で聞く MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 44 春立てり飛騨牛を食ふ禿頭や 下萌や髪美しき女走る MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー 2 あれよあれよ詩が流れゆく春の川 春愁を釣る青年の魚籠もたず MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 8 あることのさびしさばかり桜の実 捩花のまっすぐに立つ捩れかな MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 17 ラムネ玉なんぎな話は喉にある ひらひらと蛭おひかける脛にげる MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 18 婆娑羅めく一夜の夢ぞ花木槿 露草の由々しきことも露の中 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 19 地芝居の馬の足らは墓の中 人間といふ私あり八月十五日 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 21 七人のをみなとして秋の七草 喪服脱ぐ乳に流るゝ銀河かな MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 22 かなかなのここぞと啼ける裏参道 都より遠く離れて鳳仙花 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 26 無月かな黒板にひとつ大楕円 消えて知る蘂の苦しみ曼珠沙華 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 27 人体を植物図鑑でさがす秋 少年のうしろからくる月夜茸 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 31 死火山に活火山にも鳥渡る 吊し柿まだしたたかに在所かな MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 35 爪の色たしかめてゐる冬の宿 湯豆腐の角の欠けたる寂しさよ MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 39 冬夕焼海より潟へ帰る死者 煮凝や目玉逃げたる月夜かな MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 40 石積みの石を数へて枇杷の花 左義長や燃やすもの身の内にあり MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 42 冬空に鉄塔突き刺す傷みかな むささびや眠れぬ夜の吾と月 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 45 わが一日はれのちくもり花菜漬 たんぽぽに追われ追いこす高速道 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 47 菜の花の赤色青色欲しくなり 蜃気楼ふはりふはりと日本人 MYブックリストに登録

水母に乗って 出島二郎 プロデューサー (オフィス・金沢市) 49 修行中のうぐいひすとあり山深く 流るるは過去か未来か雪解川 MYブックリストに登録
