


石を抱きて80 第四部大陸の8・15 敗残の東進 背後から戦車の音 人目避けて間道 湿地を抜ける トーチカの兵増える 互いにほお張り合う 声を絶対たてるな MYブックリストに登録

石を抱きて85 第四部大陸の8・15 遺棄された朝陽村 横暴極まる関東軍 避難列車からけり落とす 一般人は乗るな 幼児らの死、相次ぐ 痛憤の思い今も MYブックリストに登録

石を抱きて89 第四部大陸の8・15 放浪の竜河 二歳の長男、安楽死 国の犠牲でソ連兵に身任す 子供救いたさの一念 執ような略奪と暴行 八路軍看護婦に八年 MYブックリストに登録

石を抱きて90 第四部大陸の8・15 新妻の苦闘・大崗 女開拓兵の夢破れ 夫との再会を信じ逃げまどう 妊娠八ヵ月の身重 子供二人置き去り 精神力でほぼ生還 MYブックリストに登録

石を抱きて96 第四部大陸の8・15 決死行の宝和 救援を連れてくる! けなげな覚悟 逆に生還の道 少年の目に涙 敗軍に出会う 残った集団は全滅 MYブックリストに登録

石を抱きて81 第四部大陸の8・15 最後の義勇隊 収容所へ死の行進 生への執念と死の恐怖を胸に もう、日本に帰れぬ 日本労農学校に入学 終戦から八年、故国に MYブックリストに登録

石を抱きて82 第四部大陸の8・15 先行の百万石 ソ連参戦で逃避行 前途への恐怖 無気力、絶望へ 現地民が不穏な動き 立場の逆転味わう 有無を言わせぬ略奪 MYブックリストに登録

石を抱きて83 第四部大陸の8・15 不運の上戸 終戦めがけての入植 十代の娘17人のおぞましき体験 たまさかの勤労奉仕 抵抗したらだめや 略奪と暴行の日々 MYブックリストに登録

石を抱きて84 第四部大陸の8・15 吉林への道・金城 痛恨の「生きた水葬」 「この川で死ねるがなら本望や」 地獄の逃避行 わが子の亡きがらに涙 胸患っていた佐知以 MYブックリストに登録

石を抱きて86 第四部大陸の8・15 ラーゲリ送りの孫呉 赤紙なしの二等兵 血を絞り、肉そぐ 極寒の重労働 エリに「一つ星」 睡魔が死を招く 黒パンの粗悪な食事 MYブックリストに登録

石を抱きて87 第四部大陸の8・15 先駆の千振 ソ連侵攻の防波堤 関東軍の先兵も今は置き去りに ソ連が攻めてきた 「裏切られた」悔しさ 休息の格納庫、地獄に MYブックリストに登録

石を抱きて88 第四部大陸の8・15 香蘭の〝幸運〟 最終列車が通るぞ 必死の後退図る 憲兵が相乗り 関東軍は撤退する 無事ハルビンへ 〝悲惨な死〟は免れた MYブックリストに登録

石を抱きて91 第四部大陸の8・15 受難の願学農荘 略奪、中国兵の急襲 途方もない身代金を要求 自由移民の開拓団 銃を突きつけられて 民衆裁判免れたが 大きな理想も無に MYブックリストに登録

石を抱きて92 第四部大陸の8・15 詔勅の救い・臨安 戦争覚悟の一週間 極限状態で一報 歓喜の声やまず 体から気力なえる 最終列車に乗れず それでも帰還は半数 MYブックリストに登録

石を抱きて93 第四部大陸の8・15 天国と地獄・尚家 わが子の首にナワ 逃避行で知った中国人の国民性 わが子殺し、死を覚悟 わしをあきらめろ 厚遇にうれし涙 MYブックリストに登録

石を抱きて94 第四部大陸の8・15 流転の天嶺 七年前と〝主客〟逆転 移動のたびの略奪 執ような報復 中部六県から七百人 侵略者としての前史 三家族十二人が自決 MYブックリストに登録

石を抱きて95 第四部大陸の8・15 内憂外患の二道溝 略奪、暴行の限り ソ連兵にかみつき難をのがれる 酷薄な敗者の運命 バリカンで丸坊主 夫に合わせる顔ない MYブックリストに登録

石を抱きて97 第四部大陸の8・15 若さの生還・五果樹 ひたすら〝生〟を願い 自決、引き揚げの分裂もなく この地に骨を埋める 中国人の親切にほろり 間一髪の幸運 MYブックリストに登録
