おすすめの本 -新しく出た子どもの本から- 2021年

絵本

びりびり

びりびり 中新井純子‖作 童心社 2021.6

いろんな形や色のいろがみを破って、ひよこやうさぎに変身させてみましょう。子どもがクレヨンで描いたようなのびのびしたイラストと、「びりびり」「ぴっ」「ぴょん」など、音の響きが楽しい絵本です。読み終わったら、いろがみを破って遊んでみたくなります。

でんしゃくるかな?

でんしゃくるかな? きくちちき‖[作] 福音館書店 2021.2

くるかな?くるかな?きょろきょろしながら、みんなでなにかを待っています。電車です。好きなものを待つワクワクする気持ちやそれがやって来たときのうれしさは、みんなで分かち合うと倍増するのが不思議ですね。画面いっぱいに描かれた絵から楽しげな声が聞こえてくるようです。

きつねのぱんとねこのぱん

きつねのぱんとねこのぱん 小沢正‖作 長新太‖絵 世界文化ワンダークリエイト 世界文化社(発売) 2021.10

きつねのパン屋の望みは、世界一おいしいパンを作ることです。ある時、パンを買いにきたお星さまに「ねこのパン屋にはかなわない」と言われたきつねは、こっそりねこのパンを買いにいきました。きつねとねこのユーモラスなやりとりが楽しい絵本です。

だれがいちばん?がんばれ、ヘルマン!

だれがいちばん?がんばれ、ヘルマン! イヴォンヌ・ヤハテンベルフ‖作 野坂悦子‖訳 講談社 2021.10

黒いぶたのヘルマンは、毎日のんびりマイペースに過ごしています。誰かと競争することなどなかったヘルマンですが、ある日、にわとりたちの競争に巻き込まれてしました。誰かと比べる必要はなく、自分が自分らしくいることが一番大切だと気付かせてくれます。

おじさんのぼうしはどこいった?

おじさんのぼうしはどこいった? ジョアン・L.ノドセット‖ぶん フリッツ・シーベル‖え やすだふゆこ‖やく 出版ワークス 2021.9

農場のおじさんは、古くて茶色いすてきな麦わらぼうしを持っています。おじさんは自分のぼうしがお気に入りでしたが、ある日、強い風にとばされてしまいました。くりかえしによって進んでいくお話の楽しさを、表情豊かに描かれた絵が引き立てています。

気のいいバルテクとアヒルのはなし

気のいいバルテクとアヒルのはなし クリスティーナ・トゥルスカ‖作・絵 おびかゆうこ‖訳 徳間書店 2021.3

ポーランドを舞台にした、昔話風の絵本です。貧しいバルテクは、カエルの王を助けたところから、不思議な力を授かります。ある日、唯一の友だちのアヒルが恐ろしい軍隊の大将に食べられそうになってしまいます。東欧らしい、落ち着いた絵も魅力です。

しずかな夏休み

しずかな夏休み キムジヒョン‖作 光村教育図書 2021.6

夏休み、少年は両親とともに都会を離れて田舎の祖父母の家へと出かけます。少年の体験を絵のみで描いた絵本です。文字はなく、モノクロの絵で描かれていることで静けさが強調され、自然とのふれあいで得た少年の感動をより強く感じることができます。

ぼくは川のように話す

ぼくは川のように話す ジョーダン・スコット‖文 シドニー・スミス‖絵 原田勝‖訳 偕成社 2021.7

一見なめらかによどみなく流れる川も、実はあわだち、うずをまき、波をうち、…どもっている。そう、ぼくは川のように話せばいいのだ…。吃音の詩人が少年時代に体験した苦悩から生まれた言葉と、美しく迫力のある絵が見事に調和した感動的な絵本です。

ぼくはひとりで

ぼくはひとりで フン・グエン・クアン‖作・絵 フイン・キム・リエン‖作・絵 ダフネ・リー‖原書編集 はっとりこまこ‖訳 冨山房インターナショナル 2021.4

「ぼく」は、雨季には地面が水におおわれてしまうベトナムの村に住んでいます。大人でも危険な道のりを、手こぎボートで通学します。途中で雨に降られたり、ワニの住む場所を通ったりと、まるで冒険のようです。世界の広さや多様さが美しく鮮やかな絵で描かれています。

かこさとし‖文・絵 講談社 2021.7

『だるまちゃん』シリーズの作者・かこさとしさんによる絵本です。昭和19年の秋、18歳のかこさんは、平凡に暮らしていた市井の人たちが戦争に巻き込まれて死んでゆくのを目にします。かこさんの戦争に対する憤りや憎しみ、そして平和への祈りが伝わってきます。

昔話

火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話

火の鳥ときつねのリシカ:チェコの昔話 木村有子‖編訳 出久根育‖絵 岩波書店 2021.4

24話がおさめられた昔話集です。親切で賢い三番目の王子が成功を手にする表題作や、いじわるな妖精からくりぬかれた目を取り戻すお話、動物の言葉が分かる使用人が難問を解いて王さまになるお話など、独特のきらびやかさと不気味さを持つチェコの昔話をどうぞお楽しみください。

詩・ことばの本

きょうものはらで

きょうものはらで エズラ・ジャック・キーツ‖え 石津ちひろ‖やく 好学社 2021.9

アメリカに伝わる数え歌をもとに、美しいコラージュで野原に暮らす生きものの親子を描いています。ページごとに異なる生きものが登場し、ページを一枚めくるたびに子どもの数が一匹ずつ増えていきます。何匹いるか数えながら読んでみてください。

ねむろんろん

ねむろんろん こしだミカ‖え 村中李衣‖ぶん 新日本出版社 2021.4

北海道・根室を舞台にした言葉あそびの絵本です。根室の豊かな自然とその恵みを活かして生きる人々の様子が、力強い絵で表現されています。「ねむろんろんろん ねむろんろん」という言葉の繰り返しがリズミカルで心地よく、声に出して読むとより楽しめそうです。

わたしは夢を見つづける

わたしは夢を見つづける ジャクリーン・ウッドソン‖作 さくまゆみこ‖訳 小学館 2021.8

この作品の作者は、1963年、アメリカの黒人家庭で生まれました。その半生が「散文詩」という形式でつづられています。愛情深い祖父母のこと、離婚した両親のこと、優秀な姉へのコンプレックス、作家へのあこがれ、そして人種差別問題などを、みずみずしい筆致で描いています。

ちしきの本

めぐりめぐる

めぐりめぐる ジーニー・ベイカー‖作 わだすなお‖訳 ポリフォニープレス 2021.2

渡り鳥のオオソリハシシギは、毎年、アラスカから南半球へと、約11,000キロも飛び続けます。その長い旅路が美しいコラージュで描かれています。旅の途中で羽を休め、食べ物をとるために立ち寄る湿地が、開発により減少しているという環境問題にも目を向けさせてくれます。

うまれてそだつ わたしたちのDNAといでん

うまれてそだつ:わたしたちのDNAといでん ニコラ・デイビス‖文 エミリー・サットン‖絵 越智典子‖訳 斎藤成也‖監修 ゴブリン書房 2021.4

すべての生きものは、生まれた時から持っている「設計書」に従って育ちます。その設計書は、一人ひとり違います。DNAや遺伝子の仕組みをやさしく解説した本です。自分がたった一人のかけがえのない存在であり、同時にすべての生きものとつながっていることを実感できます。

蛾 姿はかわる

蛾:姿はかわる イザベル・トーマス‖文 ダニエル・イグヌス‖絵 青山南‖訳 化学同人 2021.10

「オオシモフリエダシャク」というイギリスに住む蛾は、うすい色の羽を持つものと、こい色の羽を持つものの2種類がいます。この本では、環境の変化に適応するために羽の色を変化させていった過程が分かりやすく描かれていて、「生き物の進化」への興味をかきたてられます。

ブタとともに

ブタとともに 山地としてる‖著 青幻舎 2021.1

かつて養豚場を営んでいた上村宏さんの姿をとらえた写真絵本です。ブタとふれあうほほえましい写真からは、上村さんが愛情をこめてブタを育てている様子がうかがえます。この絵本を読んだ後には、食料となるブタや養豚農家の人への感謝の気持ちがわくでしょう。

聞かせて、おじいちゃん

聞かせて、おじいちゃん:原爆の語り部・森政忠雄さんの決意 横田明子‖著 山田朗‖監修 国土社 2021.5

森政忠雄さんは、小学校6年生の時に広島で被爆しました。孫に被爆体験を語ったことや母校での講演会をきっかけに、「原爆の語り部」になりました。戦争や原爆の悲惨な記憶を伝えることで未来の平和へつなげたいという信念のもとに活動する森政さんの姿が描かれています。

自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち

自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち キャサリン・バー‖文 ジェニ・デズモンド‖絵 永峯涼‖訳 幸島司郎‖監修 植田彩容子‖監修 化学同人 2021.10

アメリカのイエローストーン国立公園は、オオカミがいなくなったために生態系のバランスが崩れ、荒廃した時期がありました。1995年、オオカミを復活させ、イエローストーンを多様な動植物であふれる場所へと再生させる取り組みが始まります。生態系の大切さを知ることができる本です。

チバニアン誕生 方位磁針のN極が南をさす時代へ

チバニアン誕生:方位磁針のN極が南をさす時代へ 岡田誠‖著 ポプラ社 2021.6

千葉県の房総半島には、77万年前の北極と南極の入れ替わった現象「地磁気逆転」を観測できる地層があります。地質年代「チバニアン」はこの地層によって誕生しました。著者の岡田先生といっしょに、地層について学びながら太古の地球を巡る旅を楽しんでください。

学校では教えてくれないゆかいな漢字の話

学校では教えてくれないゆかいな漢字の話 今野真二‖著 河出書房新社 2021.5

この本では、漢字にまつわる、学校では習わない様々な話題が取り上げられています。漢字で書かれた外国人の名前のこと、漢和辞典の楽しみ方、漢字を使ったクイズなど、どの話題も興味をひかれるものばかりです。漢字は苦手と思っている人にこそ手に取ってほしい本です。

俳句部、はじめました さくら咲く一度っきりの今を詠む

俳句部、はじめました:さくら咲く一度っきりの今を詠む 神野紗希‖著 岩波書店 2021.3

俳句の作り方だけではなく、著者が俳句と出会い俳句甲子園へと至る道のりや、たった十七音の中に様々な思いを込めることができる俳句の魅力が生き生きとつづられています。俳句の世界について知ると同時に、著者のワクワクした気持ちを追体験でき、俳句を詠んでみたくなります。

よみもの

オニタロウ

オニタロウ こさかまさみ‖文 北村人‖絵 福音館書店 2021.1

カキの木山に住むオニのオニタロウはやさしくて親切なので、動物たちの人気者です。ある時、お父さんのオニに子分を会わせることになってしまいます。オニタロウはカラスのカースケに相談して、子分を探しはじめました。お話の雰囲気によく合った挿絵も楽しめます。

くしゃみおじさん

くしゃみおじさん オルガ・カブラル‖作 小宮由‖訳 山村浩二‖絵 岩波書店 2021.7

荷馬車に乗ったおじさんが大きなくしゃみを3回すると、猫とウサギの耳が入れ替わり、犬と猫の鳴き声が入れ替わってしまいました。3匹は、元に戻してもらうためにおじさんを探しに出かけます。おじさんのくしゃみが巻き起こす大騒動が楽しいお話です。

ねこ学校のいたずらペーター

ねこ学校のいたずらペーター アンネリース・ウムラウフ=ラマチュ‖作 アダルベルト・ピルヒ‖絵 杉山香織‖訳 徳間書店 2021.1

くろねこのペーターは小学校に行くことになりました。初めての体験にとまどい、いろいろ失敗しながらも、ペーターは毎日を楽しく過ごします。ところがある日、隣町で犬が逃げ出すという事件が起こります。元気なねこたちの愉快な日々がつづられています。

オンボロやしきの人形たち

オンボロやしきの人形たち フランシス・ホジソン・バーネット‖作 尾崎愛子‖訳 平澤朋子‖絵 徳間書店 2021.10

子ども部屋に新しい人形がやってきたことで、古い人形たちと彼らの家はすみっこに押しやられてしまいました。燃やされることになった古い人形たちでしたが、明るく気立ての良い彼らのことが大好きな妖精の女王の手助けで運命が変わります。愛らしい挿絵も見どころです。

体育がある

体育がある 村中李衣‖作 長野ヒデ子‖絵 文研出版 2021.9

小学4年生のあこは体育が嫌いです。そんなあこを歯がゆく思うママは、体育の特訓をしますが、あこは苦痛でたまりません。大好きなばあばが泊りにきてくれた時にも体育の特訓をすることになりますが…。体育を通して、あこと家族が自分自身を見つめなおす物語です。

町にきたヘラジカ

町にきたヘラジカ フィル・ストング‖作 クルト・ヴィーゼ‖絵 瀬田貞二‖訳 徳間書店 2021.1

イバールとワイノがスキーから帰ると、イバールの家のうまやにおなかをすかせたヘラジカがいました。大人たちはヘラジカを追い出そうとは言うものの、どこかヘラジカに同情している様子です。ヘラジカを巡る人々の優しい心が伝わってきます。

ゴリランとわたし

ゴリランとわたし フリーダ・ニルソン‖作 よこのなな‖訳 ながしまひろみ‖絵 岩波書店 2021.4

児童養護施設で育った9歳のヨンナは、ある日ゴリラのゴリランに引き取られました。初めはゴリランを警戒していたヨンナですが、やがてゴリランが自分を尊重し大切にしてくれることに気づきます。ヨンナとゴリランが心を通わせお互いを大切に思う姿に、胸が熱くなります。

わたしのあのこあのこのわたし

わたしのあのこあのこのわたし 岩瀬成子‖著 PHP研究所 2021.2

小学5年生の秋には、モッチという友だちがいます。ある日モッチの弟に大切なレコードを傷つけられたことに腹を立て、秋はモッチにいじわるをしてしまいました。秋とモッチの二人の視点でお互いの心情が丁寧に描かれており、同年代の子どもたちの共感を呼ぶでしょう。

かはたれ 散在ガ池の河童猫

かはたれ:散在ガ池の河童猫 朽木祥‖作 山内ふじ江‖画 福音館書店 2021.6

河童族の「八寸」は、人の目から身を隠す修行をするため、長老の霊力で猫に姿を変えて人間界へとやってきました。母を亡くしたばかりの少女・麻の家に住むことになった八寸ですが、ある日、河童の姿に戻ってしまいます。麻との交流と八寸の冒険が描かれています。

サマークエスト

サマークエスト 北山千尋‖作 フレーベル館 2021.6

ヒロキの父親は海で亡くなりました。でもなぜ父親が亡くなったのかを、大人は誰も教えてくれません。偶然手に入れた写真を手がかりにヒロキは一人で海をめざします。小学6年生のひと夏の冒険は少年を成長させ、大人たちのわだかまりも解くのでした。

風の神送れよ

風の神送れよ 熊谷千世子‖作 くまおり純‖絵 小峰書店 2021.10

優斗が住む地域では、毎年2月に子どもたちが地域中をまわって疫病神を集め、村外れに追い出す「コト八日行事」を行います。今年、優斗は頭取補佐を務めることになりました。気乗りがしない優斗でしたが、行事の由来や意味を知り、自分の責任を自覚するようになっていきます。

ベランダに手をふって

ベランダに手をふって 葉山エミ‖作 植田たてり‖絵 講談社 2021.1

父を亡くし、母と二人で暮らす小学5年生の輝(ひかる)。登校時に手を振りあうのが二人の習慣でしたが、それを友達に見られ、からかわれてしまいます。クラスメイトの香帆との交流、運動会、従弟の誕生などの日常の描写を通して、少年の繊細な心情を描いています。

オレのジタバタ記

オレのジタバタ記 常新港‖作 高野素子‖訳 樹立社 2021.8

養鶏農家の庭で暮らす地鶏(じどり)の「オレ」は、ライバルとの争いや父さんの死、隣の家のオンドリとの決闘などを経験し、一族のリーダーになっていきます。軽妙な語り口ながら、一族内での順位争いや仲間の死や自身の老いの描写などには悲哀がにじみ、物語に奥深さを与えています。

ぼくの弱虫をなおすには

ぼくの弱虫をなおすには K.L.ゴーイング‖作 久保陽子‖訳 早川世詩男‖絵 徳間書店 2021.7

ゲイブリエルにはこわいものがたくさんありますが、一番こわいのは、5年生に進級することです。親友のフリータはゲイブリルの「弱虫」をなおす作戦を考えました。フリータといっしょにこわいものを克服しようとがんばるうちに、ゲイブリルは本当に大切なことに気付きます。

飛べないハトを見つけた日から

飛べないハトを見つけた日から クリス・ダレーシー‖作 相良倫子‖訳 東郷なりさ‖絵 徳間書店 2021.11

12歳のダリルは、公園で、翼が折れたハトを見つけました。自分でハトの世話をすることや学校の勉強をきちんとすることを条件に、両親からハトを飼うことを許されたダリルは、懸命に世話を続けます。一羽のハトとの出会いをきっかけに成長していく少年の物語です。

青いつばさ

青いつばさ シェフ・アールツ‖作 長山さき‖訳 徳間書店 2021.9

仲の良い兄弟・11歳のジョシュと16歳のヤードラン。ジョシュは知的障害のあるヤードランをいつも守り、助けています。ある時、ケガをした鶴の子どもを群れに返そうと、二人だけで家を出ます。ジョシュの心の動きが丁寧に描かれ、兄弟や家族のきずなが胸に迫る作品です。

どんぐり喰い

どんぐり喰い エルス・ペルフロム‖作 野坂悦子‖訳 福音館書店 2021.11

主人公・クロが住むスペインは内戦が終わったばかりで、村の人たちの生活は苦しく、クロも学校をやめて働くことになりました。1943年から1951年にかけて、クロが8歳から16歳になるまでの8年間が描かれています。貧困の中にありながら、誇り高く力強く生き抜くクロの姿が印象的です。

海を見た日

海を見た日 M.G.ヘネシー‖作 杉田七重‖訳 鈴木出版 2021.5

同じ里親の下で暮らす3人の子どもたちはお互いを理解しあっていませんでした。新たに4人目の里子となった少年の「母親に会いたい」という願いをかなえるため、子どもたちは里親の家を抜け出します。次第に心を開き、「家族」になっていく子どもたちと里親の姿を描いた作品です。

境界のポラリス

境界のポラリス 中島空‖著 講談社 2021.10

中国生まれ日本育ちの高校1年生の恵子は、自分は何者なのかに悩んでいます。ある時恵子は、日本語教室で日本語を教えるボランティアに誘われました。懸命に日本語を学ぶ子どもたちと接するうちに恵子の意識が変わっていきます。異文化交流の難しさと理解しあうことの大切さを感じます。

見知らぬ友

見知らぬ友 マルセロ・ビルマヘール‖著 宇野和美‖訳 オーガフミヒロ‖絵 福音館書店 2021.2

髪を切りたくない「ぼく」に床屋のエリアスが話してくれた世界一強い男の話、淡水魚を通じて交流する少女と少年の話、クラス一の美少女の写真に隠された秘密などの短編が収められています。どの話も少し不思議で味わい深く、しみじみとした読後感があります。

きみのいた森で

きみのいた森で ピート・ハウトマン‖作 こだまともこ‖訳 評論社 2021.1

一人で森を探検するスチューイは、同じように森を遊び場にしているエリーと知り合います。二人は一緒に遊ぶようになりますが、ある日突然エリーの姿が消えるという不思議なできごとが起こります。リアルと想像の世界をさまよいながら心を通わせる少年たちの姿を描いています。

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