本って楽しいよ! -家庭読書のすすめ- 令和5年度分
もくじ
小学生(低学年)向き
すいどう
じゃぐちをひらくと出てくる水。水はどこから来るのでしょう。わたしたちがきれいな水を気がるにりようできるのは、地下にはりめぐらされた水道かんや下水かんのおかげです。わたしたちの生活をささえるえんの下の力もちのそんざいに気づかせてくれる科学絵本です。
けんかのたね
ある日、お父さんがくたくたになって家に帰ってくると、4人の兄弟もペットの犬とネコも大ゲンカをしていました。ケンカの理ゆうをたずねても、みんな「自分はわるくない」と言うばかり。楽しいお話とユーモラスなさし絵で、どんどん読みすすめられそうです。
小学生(中学年)向き
ゆめでもいい 車のいろは空のいろ 4
長く読みつがれている「車のいろは空のいろ」シリーズの最新かんです。タクシーの運転手・松井さんが出会うちょっと不思議なお客さんたち。松井さんはどんなお客さんにもやさしくせっしてくれます。お客さんと松井さんとのやりとりに心があたたまるお話が7つ楽しめます。
うに
東北・南三陸地方のおじいちゃんとおばあちゃんの家に遊びにきた「ぼく」。初めてうにを見たぼくに、おじいちゃんはいろいろ教えてくれました。細かくかきこまれた絵を見ながら、うにのことを学び、あなたも「うにはかせ」になりませんか。
小学生(高学年)向き
宇宙食になったサバ缶
2020年、国際宇宙ステーションから野口聡一(そういち)さんがある宇宙食を紹介してくれました。それは福井県立若狭(わかさ)高校の生徒たちによって14年もの年月をかけて開発されたサバ缶です。先ぱいから後はいへと実験を受けつぎ、挑戦し続ける高校生の姿に胸が熱くなります。
アーマのうそ
「世界一大きな人形を持っている」と友だちにうそをついてしまったアーマ。ところが学校の収穫祭の展示で、その人形を展示することになってしまいます。さあ、アーマはこのピンチをどうやって切りぬけるのでしょうか。ハラハラする展開でのお話に一気に引きこまれます。
中学生向き
手で見るぼくの世界は
視覚支援学校の中学一年生になった佑(たすく)と双葉。ある時双葉は、心無い言葉にショックを受け、学校に来られなくなってしまいました。そんな双葉を助けたいと思う佑も、悩みを抱えています。葛藤を乗りこえて前に進もうとする二人の、すがすがしい物語です。
マンチキンの夏
背が低いことが悩みのジュリアは、「オズの魔法使い」の劇にマンチキン(小人)役で出演することになりました。最初は乗り気ではなかったジュリアですが、しだいに夢中になっていきます。魅力的な大人たちと出会い、ジュリアが成長していく姿がユーモアあふれる文章でつづられています。
高校生向き
ロンドン・アイの謎
12歳のテッドは姉のカットと共に、大観覧車ロンドン・アイに乗ったまま姿を消したいとこのサリムの行方を追うことになりました。テッドは9つの仮説を立て、それをひとつずつ検証し、冷静に人間観察をして真相へとたどりつきます。謎解きの面白さをじっくりと味わってください。
大絶滅は、また起きるのか?(岩波ジュニア新書)
誕生以来、何度もの小規模な絶滅と5度の大絶滅を繰り返してきた地球は、今まさに6度目の大絶滅に直面しています。絶滅とは何か、なぜ現在進行中の大絶滅が問題視されているのか、私たちは大絶滅時代にどう行動すべきか、様々なことを考えさせられます。