金沢の引札コレクション

紙鬻　渡辺太郎平／広瀬鍋次郎／明治35年

引札（ひきふだ）とは江戸時代に登場した広告媒体で、商家が商品や新装開店、安売りなどの宣伝をするために配付した印刷物のことをいいます。

石川県立図書館では、明治～大正年間にかけて金沢市で配付されたものを中心に、摺物（すりもの）コレクションとして所蔵しています。

趣向が凝らされた鮮やかな色彩に目を奪われ、当時の生活に想像が膨らみます。

いろいろな引札～たべもの～

清酒若恵比寿十八公九重并ニ洋酒加賀産葡萄酒　醸造発売元　村酒廛／明治35年

酒造　金丸商店／筒井信由／明治25年

魚鳥商　清水與三太郎

鮮魚商　川部／昭和26年

はべんふかし京坂府蒲鉾御好次第并ニごりつくだに　利野太平

内外八百物諸乾物各国クハン詰并鰹節商　三由藤七

八百物乾物商　宮本五平／近廣堂廣瀬鍋次郎／明治36年

各酒しら雪并ニラムネ製造　加賀谷商店

菅笠蝋商　守岡多作

ろうそく　びんつけるい　本郷三郎右衛門／山下義保／明治29年

萬はきもの商　藤商店／古島徳次郎／明治44年

履物商　宮井與作

呉服商　みやのこしや／中井徳太郎／大正7年

呉服太物商　北風商店／中井徳次郎／明治45年

石油外米商柚木重平

和洋ランプ、硝子眼鏡るい小売、身体保健、綿湯石、測量、理化学諸機械製造所　米林商店

陶器　下村商店

船荷問屋　高松新助