第233回企画展示「青柏祭の曳山行事 -ユネスコ無形文化遺産 -」

期間:平成29年1月4日(水曜日)から1月30日(月曜日)
場所:閲覧室(3階)

 日本時間平成28年12月1日未明、われわれ石川県民にとってうれしいニュースが飛び込んできました。七尾市の「青柏祭の曳山行事」を含む「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産への登録に決定したのです。
 この「山・鉾・屋台行事」は、地域社会の安泰や災厄防除を願い、地域の人々が一体となって執り行ってきた、日本各地に伝わる33の祭礼行事のことです。石川県としては平成21年に登録された「奥能登のあえのこと」につづき2番目の登録となります。
 無形文化遺産保護条約(正式名称:無形文化遺産の保護に関する条約=Convention for the Safeguarding of the Intangible Cultural Heritage)によると、「伝統的舞踊、音楽、演劇、工芸技術、祭礼等の無形文化遺産を消失の危機から保護し、次世代へ伝えていくための国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的とする。」とあります。
 石川県の人口は平成17年国勢調査で初めて減少に転じました。時を同じくして死亡数が出生数を上回る自然減少の状態になり、その差は年々拡大しています。若年層の減少により、地域の祭のような伝統行事をはじめ、伝統文化や歴史の継承が難しくなっています。今回の展示では、地域の伝統文化や歴史を後世へ伝えるべく長年収集した資料にどうぞ触れてみてください。

展示資料:第233回企画展示 青柏祭の曳山行事(pdf 538kb)
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