第62回こどもの読書週間記念展示「ローズマリ・サトクリフと20世紀のイギリスの児童文学~サトクリフ生誕100年によせて~」

期間:令和2年4月10日(金曜日)から6月29日(月曜日)
場所:閲覧室(3階)、子どもの本のひろば(1階)

 ローズマリ・サトクリフは、1920年にイギリスのサリーで生まれました。2歳の時に患ったスティル氏病のため足に障害があり、障害に向き合う日々を送りました。ビドフォード美術学校に進学し、細密画家となりましたが、細密画を描く合間に執筆していた『ロビン・フッド年代記』と『エリザベス女王物語』が出版されたことで、作家としての道を歩みはじめました。『第九軍団のワシ』にはじまるローマン・ブリテン4部作をはじめとする歴史物語や『ベーオウルフ』、『アーサー王と円卓の騎士』など叙事詩や神話、伝説を題材とした作品を多く残しました。そして、1960年には、『ともしびをかかげて』でカーネギー賞、1985年には、『王のしるし』で、フェニックス賞を受賞し、児童文学作家としての地位を確固たるものにしました。サトクリフは1992年に亡くなりましたが、2010年には『アネイリンの歌 ケルトの戦の物語』で再度、フェニックス賞を受賞しています。
 本展示では、サトクリフの作品と、彼女自身も受賞したカーネギー賞の20世紀の歴代受賞作品を展示します。20世紀のイギリスの子どものみならず大人にも愛された数々の物語をお楽しみください。

展示資料:第62回こどもの読書週間記念展示 ローズマリ・サトクリフと20世紀のイギリスの児童文学(pdf 473kb)
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