館内各所の工芸品

文化交流エリアには、石川県の伝統工芸品が展示されています。

前 史雄(沈金・人間国宝)【輪島塗】

タイトル

豊穣

概要

初秋の能登千枚田。日の光に照らされ、たわわに実った黄金色に輝く稲穂の上空を群れる雀の情景を表現。

吉田 美統(釉裏金彩・人間国宝)【九谷焼】

タイトル

初夏の曲水

概要

梅雨晴れの加賀平野。「杜若」と「大山蓮花」が小川のそばで咲き乱れる様を表現。

中野 孝一(蒔絵・人間国宝)【金沢漆器】

タイトル

早春

概要

2月の金沢・大乗寺。寒さに耐えながら凛として咲き誇る梅の花を表現。

川北 良造(木工芸・人間国宝)【山中漆器】

タイトル

創成

概要

石川の山の恵みを木の年輪や木目でそのまま表現。

山岸 一男(沈金・人間国宝)【輪島塗】

タイトル

恒(こう)

概要

晩秋の能登。ゆっくりとした時間の流れの中、不変的な日常の繰り返しを日の光で表現。

武腰 敏昭(日本芸術院会員)【九谷焼】※故人の遺作

タイトル

瞬(しゅん)

概要

5月の手取川。一羽の水鳥が川を泳ぐ魚(獲物)に狙いを定め、 上空から一直線に水面に挑む「一瞬」の様を表現。

小森 邦衛(きゅう漆・人間国宝)【輪島塗】

タイトル

洸(こう)

概要

盛夏の能登。穏やかな海から日が昇り、水面にきらめく陽光を表現。

大樋 陶冶斎(文化勲章受章者)【大樋焼】

タイトル

［左］花鳥風月・加賀 2022
［右］花鳥風月・能登 2022

概要

大樋焼の特徴である飴色の釉薬、「飴釉」にこだわった陶板を組み合わせた作品となっており、向かって左手は加賀、右手は能登を表現。作品の凹凸により、光の当たり具合で表情が変化する点も特徴。

石川県立図書館 伝統的工芸品展示ガイド(pdf 1,666kb)