第215回企画展示「宝塚と粟崎、少女歌劇の魅力 ~宝塚歌劇 創立100周年~」

期間:
平成26年9月12日(金曜日)から9月29日(月曜日)、10月16日(木曜日)から10月30日(木曜日)
場所:閲覧室(3階)

[ 展示によせて ]

 215回の企画展示では「宝塚と粟崎、少女歌劇の魅力~宝塚歌劇創立100周年~」と題して資料を紹介します。
 宝塚歌劇団(通称宝塚)は大正3年(1914)に初公演「ドンブラコ」を行い、今年で100周年を迎えます。創立者小林一三氏は当初から、老若男女問わず誰もが楽しめる健全な少女歌劇の実現を目指しました。彼の遺訓「清く正しく美しく」は未婚女性のみで構成される団員のモットーとなり、和洋折衷の独特のスタイルの宝塚の舞台は、大正から平成にかけての人びとに広く受け入れられ、愛されてきました。
また、宝塚や大阪松竹などの少女歌劇団の事業的成功は、各地の少女歌劇団結成の動きにつながりました。石川県においても、「北陸の材木王」と呼ばれた金沢の平澤嘉太郎氏によって昭和3年(1928)に粟崎少女歌劇団が創設されました。同歌劇団は内灘町の粟崎遊園内の大劇場でオリジナルの演目を上演し、砂丘地に開園した大遊園地である粟崎遊園は「北陸の宝塚」と謳われました。
 今回の展示では、宝塚歌劇の魅力と歴史を語る資料をご覧いただく他、石川の地に花ひらいた粟崎少女歌劇団についてもご紹介します。
 移り行く時代の流れの中で人びとに夢と希望を与え続けてきた、日本発祥の少女歌劇の魅力を味わっていただけたら幸いです。

展示資料:第215回企画展示 宝塚と粟崎、少女歌劇の魅力(pdf 531kb)
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